赦しの波に身をゆだねる [魚座満月]
上の写真は
小さな教会の窓辺です。
古い壁は
光とのコントラストで
静かな落ちつきを見せていますが
じつは
明るい光が差し込むと
さまざまな形の大きな染みが
浮かび上がってくるのです。
この写真を見るたびに
おもうことがあります。
「私たちのこころの奥にも
年代を経た雨漏りや
汚れの染みが
たくさんあるけれど
それをいったん認めちゃう。
きっと、それだけでいいんだな」
*
今あるままに生きたいと
そう願った日をきっかけに
わたしは年々
ラクにすごせるようになってきました。
あるがままの状態を認めたら
私たちは命の源につながって
そこから自由が始まってゆく・・
でもね、昔のわたしにとって
あるがままの自分を認めることほど
苦手なことはありませんでした。
「今、ある」
この「ある」には
存在 -being の意味もあり
所有 -having の意味もあります。
こうした
今ある状態
上からペンキを塗る代わりに
この今に
自分の在り方やふるまいを
ただ一致させていけば
本来もっていたパワーの源に
カチッとセットされて
諦めてしまいそうだった
素敵な未来が回りだす
これが、近年
人生の師との出会いで手に入れた
今のわたしの
基本の歩き方となっています。
古い壁に染みがあるわたしでも
いろんなことがうまくできないわたしでも
このままのわたしに
価値がある。
「わたし、これでいいんだよー」
「わたし、これで大丈夫だよー」
ちょうど
悲しんでいる大切な人に
想いや言葉をかけてあげるように
こころのコップから
愛をなみなみと溢れさせていくことで
初めの一歩が踏み出せる。
今あるこのままの
自分自身に
無条件の愛、そう、
深い愛を向けることができたなら
未来と今とが磁石のコードで
つな引きのようにはまる手ごたえが
いい気分です。
*
では、ここで
もうひとつかんがえてみます。
わたしが わたしに
カチッとはまる心地よさ。
じゃあ、その逆って
いったいどんな感じ？
これは、お馴染みだった
「こんな私はダメだ」
「なぜ私はできないんだ」
そう
またしても、これなんです。
*
私たちを生きやすくする
たったひとつのこと
それは
「自分自身を大切に扱うこと」
そうだったんですね。
*
私たちには、いつも
誰かから認められたい想いがあるけれど
いちばんに
認めてもらいたいのは
ほんとは自分自身から
だったんです。
自分を大切に扱っていけば、
周りの人のことも
大切に扱うことができ
そして、周りも
自分を大切に扱ってくれることに
気づきました。
"私たちの潜在的な意識は
想いの底でつながっている"
それを思い出させてくれる
魚座の満月だと深いところで
感じています。
◆響きあう天体のエネルギー◆
おひとり一人に寄り添って
ヒントのひとつになりますように
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