「獅子座の物語」神話の世界をのぞいてみると
集合無意識からのメッセージ
星のロマンに 想いを馳せてみませんか
「獅子座の物語」
古い時代から語り継がれた物語には
大きな教えと導きがあります。
ギリシャ神話では怪力で知られるヘラクレス。 彼は父ゼウスの正妻から怨念をかけられ、息子を殺してしまいます。
ヘラクレスは悔み、その罪を償うために王様から人食い獅子の退治を命じられました。その獅子は、次々と村人を喰らう不死身の怪獣です。
さすがのヘラクレスも、鋼のような皮をもつこの化け獅子には苦戦を強いられました。 矢も剣も役に立つはずがありません。
素手で戦うしか道はなく、三日三晩この獅子の首を絞め続け、やっとのことで息の根を止めることができました。
村人たちは喜び、父ゼウスはその功績を讃えて この獅子を記念碑として天に揚げ、獅子座とさだめたのです。
獅子座の象徴するところに「栄光・輝き・不屈の精神」があります。
しかしこれは、初めから備わっていたものではありません。
ヘラクレスが自らの罪深さを認め、償うためにプライドを捨てて根気強く戦ったことで 結果として得た賜物なのです。
どんな苦難をも乗り越えようとする誇り。
自分の魂の願いを生きようとする誇り。
しかしその誇りも、高まりすぎては逆に、自信喪失に繋がることをも獅子座は教えてくれています。
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