『わが心のダニーボーイ -光を束ねて』仲間とともにリリースしました


2020年という大きな1ページの最後、

そして、新しい時代のドアが開かれた今

世界で活動する仲間とともに

新たな音楽メッセージをお届けします



「わが心のダニーボーイ」
      -光を束ねて


大切な人が、自分の手の届かない試練のなかで過ごしている

あなたにはそんな経験がありますか。

何をすることもできない、無力の淵で祈るしかない日々です。


長く歌い継がれてきた名曲「ダニーボーイ」は

皆さんもよくご存知のことと思います。

遠い戦地で過ごす息子への想いを歌ったアイルランド民謡ですが

私たちの日常も、思えば日々闘いの中にあります


この美しいメロディーに

自分たちの言葉を乗せてお届けできたらと願う日本の仲間から

日本語歌詞の依頼を受けました


仲間たちとオンライン会議を重ね、時間をかけて言葉を練り上げました。

楽しんでいただけたら幸いです。




◆【音楽メッセージ】 わが心のダニーボーイ

  誕生について



松本乃里子から Team K に宛てた手紙:


もう、一年ほど前のことです。
私は、試練の闇で苦しんでいる
成長したわが子に会いに行きました。


地球を半周して、サンパウロから。


わずかの時間でも顔を見て、
またおしゃべりがしたかったの。


ゆるされる限りの時をともに過ごすうちに
あっという間に東京を発つ日が来ました。
もう一度会いたくて
わたしはあの町を歩いていました。



その日、
見たこともないほどたくさんの蝶が、
公園や花壇、それに空き地の陽だまりに
キラキラと、瞬(またた)くように舞っていました。


私は、初めて見るその光景にびっくりして
ふと気づくと、知ってたはずの道に迷っていました。


途方に暮れて、ひょいと角を曲がったそのとき、
向こうから、まさに愛するその人がこちらへ歩いてきたんです。


あのとき、蝶の舞うさまに
私は、わが子が近い将来
輝ける存在へと変わってゆくのを予感しました。


それは同時に、
地上ではもう会えないことをも意味していました。






これは個人的なエピソードです。でも
誰にも、きっと大切な人との思い出があることでしょう。
 
私たちの人生には、
心がガラスのように粉々に砕け散って、
とめどなく降り注ぐ日もあります。
でも、もしそのかけらをつなぎあわせて、
いつかこの手でステンドグラスに変えることができたなら・・。


私は今、信じています。


それは砕ける前よりはるかに美しいものへと生まれ変わって、
柔らかい光を私たちの内側に届け、
やさしく癒してくれることを。


2020年11月1日
サンパウロより愛をこめて 乃里子





Vocal : KAZUKO

Piano / Arrange : 西村聖子

制作 : Richard Nibley

日本語詞 : 松本乃里子 & Team K


日本語詞:

松本乃里子 & Team K

まばゆい光にとまどい

道を辿れず迷う

ふとめぐり遭った奇跡

冬に向かうあの日よ

あふるる蝶舞う野原を

かつて見たこともなし

今こそ別れと定めて

わが愛しきあなたと

届かぬ声なき想いに

心も涙も涸れ

野の淵にて祈れる日々

ただ穏やかであれと

岸辺にまたたく煌めき

よみがえる蝶のごと

想いは尽きせぬままに

笑顔今もこの胸に

砕けしかけら果てしなく

散りて降り注ぎゆき

闇を超え陽はまた昇る

笑み交わす日々となれ

いつしか苦しみ消え去り   

ともに歩みだす道

ほのかにあかりさすまどべ

おおわが愛しき人よ




皆さま、どうぞ穏やかにおすごしですように


世界に今、新たな

平和なひとときをねがいながら




◆2020年公開の音楽絵本はこちらからごらんいただけます◆


望む未来はあなたが創る

悲しみから喜びへ あなただけが 持って生まれてきた光で あなたの人生をクリエイト

0コメント

  • 1000 / 1000